普段皆さん物理リモコンに囲まれて「あのリモコン」何処に行った?
とリビングをウロウロ探すことも多いのではないでしょうか?
私は現在物理リモコンはほとんど使っておらず(Apple TVのリモコンは使ってますが)、スマートリモコンとIFTTT、Amazonアレクサなどと連携して快適なおうちの自動化生活を送っています。
今回はそんな知ってるようで知られていないスマートリモコンとIFTTTの黄金コンビによる快適生活の方法をお届けしたいと思います。
スマートリモコンって何?


スマートリモコンを一言で表すと「リモコン操作をスマホや音声で操作出来るようにしてくれる赤外線受信機」です。テレビ、エアコン、照明、扇風機…赤外線で操作できる家電なら、スマホと連動して一括管理できちゃいます。つまり、あなたのスマートフォンがリモコンになっちゃうんですね。
そしてその赤外線受信機となる製品ですが、「SwitchBot(スイッチボット)」や「Nature Remo(ネイチャーリモ)」などが有名どころですが、どちらも特徴が異なります。
※ちなみに私はSwitchBotを使っています。
迷ってる時間がもったいない。使い始めたら「なんで今まで使ってなかったんだろう?」ってなる事間違いなしです。
スマホで家電を操作できるだけでも便利なのですが、次に紹介するIFTTTというサービスと組み合わせると、面白い事ができます。
IFTTTとは?読み方はイフト、意味は魔法

「IF This Then That」=「もしこれが起きたら、あれをして」
何か指定された条件を満たすと、指定のアクションが発動する。
それが自動化プログラミングサービス「IFTTT(イフト)」です。プログラミングと聞くと何やら難しそうですが、「キッカケ」と「行動」の2つを選ぶだけで完結します。
たとえばスマートリモコンと組み合わせるとこんな使い方ができます。
- 朝6時になったら自動でエアコンON
- GPSで自宅に近づいたら照明ON
- 天気予報で雨が降りそうなら加湿器ON
これ、全部スマホとIFTTTとスマートリモコンが勝手にやってくれます。
最初に設定するだけで、その後はほぼノータッチ。おうち自動化がすぐに始められます。
具体的に他にどんな便利機能があるの?
スマートリモコン単体でも「便利〜」ってなるのですが、IFTTTと組み合わせると便利さがやばいくらい暴走します。
朝、カーテンが勝手に開く(SwitchBotカーテンと組み合わせ)
目覚ましアラームよりもやさしく目を覚ましてくれる自然光。
IFTTTで「平日朝7時にカーテンを開ける」と設定しておけば、毎朝スッキリ。
起きられない人は別アプレットで「照明ON」などにしておけば、強制起床モードにできます
【SwitchBotでのやり方 ※要SwitchBotカーテン】
IFTTTアプリを開く →「作成する」をタップ
「If This」を設定
→「Date & Time」を選ぶ
→「Every day of the week at」→「Mon〜Fri」「07:00」を設定
「Then That」を設定
→「SwitchBot」を選ぶ
→「Control device」→「カーテンを選ぶ」
→「Open curtain(開ける)」を選択
アプレットに名前をつけて「Finish」で完了。
帰宅直前、部屋が快適になってる(GPS連携)
家に着く半径500m前にエアコンと照明がON。
この小さな感動は、夏も冬も嬉しい。独り身に必須とも言える機能。
しかも、家にいる時間が長くなる今だからこそ「快適な帰宅環境」はQOL爆上がり要素です。
【SwitchBotでのやり方 ※要Hueライト】
IFTTTアプリを開く →「作成する」をタップ
【If This(きっかけ)】を設定
→「Location」を選ぶ
→「You enter an area」を選択
→ 自宅の位置を地図で設定(半径500m前後がおすすめ)
【Then That(行動)】を設定
→「SwitchBot」を選ぶ
→「Control Scene(シーンを実行)」を選択
→ SwitchBotアプリ側で作っておいた「エアコンと照明をONにするシーン」を選ぶ
アプレット名を入力して「Finish」をタップ
実際の導入ステップをさらっと解説
「便利そうだけど設定が難しそう…」
そう思いますよね。安心してください。分かりやすく解説していきますので、この通りやってみてください。
まずは、自宅に導入するスマートリモコンを選びましょう。
赤外線リモコンで操作できる家電(エアコン、テレビ、照明など)が対象になります。
代表的な製品は以下のとおりです。
SwitchBot Hub 2
→ 温湿度センサー付き。カーテンや人感センサーとも連携できる多機能タイプ。
※筆者が現在使っているのはこの古いバージョンのやつです。
Nature Remo mini2
→ 操作性抜群。クセがなくて万人向け。はじめての人におすすめ。
eRemote mini
→ とにかく価格重視の人に。手軽に試してみたいならアリ。
リモコンが届いたら、次は家電の登録作業です。これも拍子抜けするほどカンタン。
- 専用のスマートリモコンアプリ(例:Switch botアプリ)をダウンロード
- アカウントを作成し、スマートリモコンをWi-Fiに接続
- 登録したい家電のリモコンを用意
- アプリの案内に従って、リモコンのボタンをスマートリモコンに向かって押す
- アプリが信号を読み取って登録完了!
照明・エアコン・テレビなど、一通り登録しておくと便利です。
メーカー別のプリセットもあるので、実はほとんどの家電は手動登録すら不要です。
何はともあれ、これでスマホでリモコン操作が出来るようになりました!
これでかさばるリモコンは押し入れに入れておきましょう!
※長期間放置すると電池部分が腐食するので、リモコンの電池は抜いてくださいね。
※Apple TVのように赤外線を使ってないリモコンは登録できないので注意
これだけでも利便性があるのですが、次に紹介するIFTTTによって利便性は更に上がります。
ここからが楽しい自動化の設定です。
IFTTTでリモコンに自動でトリガーとなる条件がきたら特定のアクションをする、という自動化ルールを設定していきます。
- スマホに「IFTTT」アプリをダウンロード(無料)
- Googleアカウントなどでログイン
- トップ画面から「Create(作成)」を選択
- サブスクリプション画面が出ますが無視して左上の✕ボタンを押してください
- 「If This(きっかけ)」を設定
→ 例:時間が朝7時になったとき、スマホが家に近づいたとき、など
※「おすすめのサービス」の中から選んでください。以下一例です
時間ベースで操作したい時:Date & Time
スマホの位置情報をきっかけにしたい時:Location
天気をきっかけにしたい時:Weather Underground
ボタンで手動トリガーを作りたい場合:Button widget - 「Then That(行動)」を設定
→ 例:エアコンをON、照明をOFF など
※「おすすめのサービス」の中からNature Remo、SwitchBot、Smart Lifeなどお使いのスマートリモコンの製品名で検索すればサービスが表示されます。
※Hueライトの場合は「Hue」と検索します。 - 使用しているスマートリモコンのサービス(Nature RemoやSwitchBotなど)と連携する
- 「アプレット(レシピ)」を保存すれば、自動化の完成!
IFTTTの無料枠は制限あり
IFTTTは無料で使えますが、アプレット(レシピ)の数が3つまでと決まっています。もっとアプレットを作りたい方は月額500円のサブスクに登録するのもいいですね。さらに、有料版ですとIf This→Then Thatのひとつのアクションしか行えませんが、有料版はなんと2つ行えます。アイデア次第でいろんなアクションが作れそうなので極めたい方は是非!
↓以下のアプレット(レシピ)集もおすすめ!
https://webhack.jp/21-recommended-applet-recipes-for-ifttt/
まとめ:リモコン探しの人生から卒業しよう
ちょっとだけスマホをいじるだけで、毎日の暮らしが静かに…しかし確実に変わります。
「帰ったら部屋が快適」って、じわじわと生活の質に効いてくるんですよね。
あ、リモコンどこいった?って探す時間も、家を出てから「うわ、冷房つけっぱなしだった…」って後悔も、もういりません。
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