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没入感を日常に。TCLのウルトラワイドモニター「R94」「G54」シリーズは、映像体験をひとつ先へ進める

アイキャッチ

かなりインパクトのあるディスプレイが爆誕しました。

TCL JAPAN ELECTRONICSより発表された「R94シリーズ」「G54シリーズ」は、用途に応じたラインナップが魅力の新型モニターです。

なかでも注目は、57インチという圧倒的なサイズ感と32:9のウルトラワイド比率を備えた「57R94」。このモデルは単なる大画面ではなく、“視界を設計する”という新しい視点から開発された製品と言えるかもしれません。その視界を覆う映像体験は今までにない刺激を求める人に対してかなりの訴求力を持っています。

本記事では、各モデルのスペックを追いながら、実際に使うシーンを想像しやすいように解説していきます。スペックだけではわからない、“このモニターで何ができるのか”という体験の部分に注目してご紹介いたします。

圧倒的な横幅と曲面「57R94」が提供するのは“視界を変える体験”

57R94ディスプレイ

「57R94」は、32:9という超ワイド比率の57インチモニターです。横幅は約1.3メートルあり、目の前に設置すると、まるで風景そのものが画面になるような感覚に包まれます。

このモデルの特筆すべき点は、ただ広いだけでなく、1000Rという自然なカーブを描く“湾曲型”であること。視線移動を最小限に抑えつつ、視界全体を無理なく包み込むように設計されています。

ゲームや映像鑑賞に限らず、複数ウィンドウを横に並べるような業務でも、目線を動かすだけで作業内容にアクセスできるというのは、かなり大きなアドバンテージですね。

個人的にはちょうどVRゴーグルを付けた時のあの広大な仮想ディスプレイが広がる感覚なのかなと想像しています。

デュアル4K × MiniLED × HDR1000。“今考え得る限りの理想”が1枚に

57R94の没入感イメージ

この57インチのウルトラワイドに組み合わされているのが、7680×2160の「デュアルUHD解像度」。4Kを2枚横に並べたような画素密度は、一般的なモニターでは得られない情報量を表示できるのが大きな特長です。

さらにバックライトには、TCLが長年テレビ開発で磨いてきた「量子ドットMiniLED」を採用し、2304分割のローカルディミングに対応。これにより、HDR1000に準拠した広いダイナミックレンジを持ち、明るい場所のきらめきや、暗い部分の黒の沈みも精緻に再現されます。

実際、夜景の映像や映画の暗いシーンを表示したときの“締まり”には、従来の液晶とは一線を画す深みを感じさせてくれると言われています。色域もDCI-P3 98%カバー、sRGB 99%と、映像編集や写真作業においても信頼できる仕様です。

高速表示と安定した操作環境。ゲーミング用途にも適した設計

57R94のワイドイメージ

リフレッシュレートは120Hz、応答速度は1ms(GTG)。高速な動きのゲームプレイにおいても映像のブレや遅延を抑え、快適な操作性を実現しています。

個人的には、このサイズのウルトラワイドでこの速度が出るというのは、かなり挑戦的な設計だと感じました。ゲームはもちろん、映像編集時のプレビューや高速スクロール時の滑らかさにも貢献してくれるスペックです。

また、スタンドには高さ調整・チルト・スイベル機能が備わっており、大型モニターでありながら柔軟な設置が可能です。長時間の作業にも耐えうる配慮が感じられます。

ただし、この超弩級のディスプレイが置けるデスクも相当限られていると思うので、本気で購入を考えている方はデスクサイズをしっかりと測る必要がありますね。

スペック

57R94のスペック
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「27R94」27インチで4K&HDR1400対応。妥協なき実用モデル

27R94ディスプレイ

もし「57インチは大きすぎる」と感じられる方には、同シリーズの「27R94」も魅力的な選択肢です。こちらは4K解像度(3840×2160)・HDR1400対応・165Hzリフレッシュレートと、プレミアム仕様をそのまま27インチに凝縮したモデルです。スペックだけ見るとものすごいですね。

また、MiniLEDによるローカルディミングも健在で、HDRコンテンツやクリエイティブ用途でも高い表現力を発揮します。

このサイズ感でHDR1400とMiniLEDの組み合わせは、現時点で市場にそう多くはありません。映像品質を妥協せず、設置性にも優れた1台を探している方には、非常に現実的な選択肢となるはずです。

スペック

27R94のスペック

「G54シリーズ」は実用性とコスパの両立モデル

G54シリーズ

ウルトラワイドやハイスペック機はまだ早いという方には、「G54シリーズ」がおすすめです。

24G54(24インチ)と25G54(25インチ)の2モデル展開で、どちらもフルHD解像度を採用しつつ、MiniLEDバックライトと450nitsの高輝度に対応しています。

特に注目すべきは、MiniLED搭載ながらも24,800円(24G54)・29,800円(25G54)という価格設定。TCLがテレビ技術で培ってきたノウハウを、この価格帯で体験できるというのは非常に魅力的です。

また、ブルーライトカット・フリッカーフリーといったTUV認証機能も搭載されており、在宅勤務や学習用モニターとしても非常に安心感があります。

価格帯と性能のバランス。G54は“買って後悔しない実用モデル”

G54シリーズイメージショット

25G54はリフレッシュレート144Hz・応答速度5ms、24G54は100Hz駆動と、エントリーゲーミングにも十分対応できる性能を持ちます。

色域もDCI-P3 92〜93%、sRGB 99%をカバーしており、普段使いのなかでちょっとした画像編集や動画チェックにも活躍するはずです。

“とにかく高画質なサブモニターが欲しい”という方や、“MiniLEDを一度使ってみたい”というエントリーユーザーにとっては、価格以上の価値を感じられる製品です。

スペック

25G54スペック
24G54スペック

G54シリーズの発売日・予想価格

【販売情報】
発売日:2025年6月10日
販売チャネル:Amazon限定
想定売価:
25G54 税込み29,800円
24G54 税込み24,800円

【製品ページ】
https://www.tcl.com/jp/ja/monitors/25g54 (6月10日より公開予定)
https://www.tcl.com/jp/ja/monitors/24g54 (6月10日より公開予定)

R94シリーズの発売情報・販売ルート

「R94シリーズ」の57R94と27R94は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて先行販売中です(2025年5月21日~8月17日まで)。
■販売ページ: https://greenfunding.jp/tcljapan/projects/8852

57R94は税込298,000円、27R94は税込99,300円と、いずれも数量限定の特別価格で提供されています。

「G54シリーズ」については、2025年6月10日よりAmazon限定で一般販売が開始される予定です。

まとめ:今、モニターに求められる“全方位型の進化”がここにある

ディスプレイアイキャッチイメージ

TCLの今回のモニター群は、サイズ・画質・表示性能・コストのバランスが非常に練られており、それぞれのニーズにしっかり応える設計となっています。

  • ウルトラワイドの極みとも言える「57R94」は、没入体験を極めたい方へ。
  • 一方、「27R94」は、高精細かつ多用途に使える万能型のハイエンド4K。
  • 「G54シリーズ」は、日常使いでもMiniLEDの表現力を体感できる、手に取りやすい実用モデル。

どのモデルも「見た目のスペック」だけでは語れない実用的な強さがあり、モニター選びで妥協したくない方にとって、確かな選択肢になるはずです。ワクワクが止まらない夢のあるディスプレイの登場が、映像体験を一歩先に進めてくれる事でしょう。

TCL JAPAN公式サイト: https://www.tcl.com/jp/ja

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