NEMO(ニーモ)の最強寝袋SONIC0をレビュー

皆さん冬キャンプ楽しんでいますか?
寒い冬キャンプを快適に楽しもうと思ったら、まずは快適なシュラフ(寝袋)は欠かせませんよね。

かく言う私もデイキャンプを始めて数ヶ月、シュラフ(寝袋)の事なんかまだ頭になかったのですが、諸事情により今年の4月から宿泊キャンプに切り替えることになり、シュラフ(寝袋)の購入を迫られました。

真夏は多分キャンプしないので、その他のシーズンで活躍する、冬用のシュラフ(寝袋)を購入検討することに。

この記事をおすすめする人

★人と被らないシュラフ(寝袋)が欲しい
★スペックは最高のものが欲しい
★役立つ機能性があること
★NEMO(ニーモ)が好きだ!

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NEMO SONIC0との出会い

筆者は寒がりのくせに冬キャンが好きです。
となれば厳冬期でもしっかり暖かいシュラフ(寝袋)が欲しい!

但し予算はある程度抑えられて、軽くてデザイン性が高いシュラフ(寝袋)が欲しい!と思い、情報収集する事に。

最初は有名どころのブランドで候補を挙げていたのですが、
値段が高すぎたり、快適温度が物足りなかったり、重たかったりと中々あっちが立てばこっちが立たずという感じでつまづいてしまいました。

そこでLINEのオープンチャットで質問してみると、「NEMO(ニーモ)」というブランドを紹介され、調べてみることに。

そこで出会ったのがNEMO(ニーモ)のハイスペックモデル「ソニックゼロ」というシュラフ(寝袋)でした。

NEMO SONIC0が最強過ぎた

ソニックゼロですが、天然ダウンを使用しており、使用快適温度が-10℃というスペックながら、重量1.4kgと軽く、値段も定価で70,400円ですが、シーズンオフ時などに半額まで値段が下がることが多々有り、後述する「サーモギル」というNEMO(ニーモ)独自の機能と相まって、他のブランドのシュラフ(寝袋)と比べてコスパと快適性が抜きん出ている感じなのです。

また、NEMO(ニーモ)のシュラフ(寝袋)全般に言えることなのですが、他のメーカーのシュラフが一様にシンプルなカラーや形状であることに対し、NEMO(ニーモ)はカラーやデザインにも力を入れており、他とは違ったシュラフを探している人にピッタリです。

ソニックゼロにおいてはグレーとイエローの組み合わせが玄人チックでとても格好良いデザインだなと私は思います。ちなみにソニックゼロには一つ上のフラッグシップモデル「ソニック-20」という製品があり、そちらは使用下限温度が-29℃ととんでもないスペックとなっています。(快適使用温度は未発表)

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NEMO SONIC0のスペック

ソニックゼロのスペックを調べてみました。

商品名NEMO SONIC0
快適使用温度-10℃
下限使用温度-18℃
収納サイズφ24 × 34cm
重量約1,470g
ダウン量ダウン800FP/790g
価格70,400円

結果、モンベルのシームレスダウンハガー800EXPと、ナンガのオーロラライト900DXのといった各社のハイスペックモデルに競合している事が分かりました。

NEMO SONIC0の特徴

では、先に述べた2社に比べてソニックゼロが優れている点はどこにあるのか?と聞かれると、3つの特徴が挙げられます。

シュラフに枕を入れられる

割と小さな事かも知れませんが、実際やってみると大きな事でした。
小型な枕、または布類などを入れて枕にする事ができます。

コットの上で枕が滑って落ちて、シュラフ(寝袋)のファスナーを開けて拾いに行くと言った煩わしさから開放されます。

これはとても大きなメリットです。

唯一無二の温度調節機能「サーモギル」

NEMO(ニーモ)のソニックゼロが他社と一番違う最大の特徴は「サーモギル」という温度調節機能です。製品の表面についている2つの黄色いファスナーがその役割を果たします。
このファスナーを開閉する事により、例えば寝ていて温度が高く、寝苦しい時などに涼しい風を届けてくれます。

私は割と寒がりの暑がりなので、この機能はすごく有益に感じました。
ちなみにサーモギルのファスナーは中からも開閉する事が可能です
※ちょっと開け閉めしづらいですが…

防水透湿機能

ソニックゼロの嬉しい機能として、足元の生地に防水透湿機能があるという事です。
シュラフカバーを使用している方にとっては大きなメリットではないでしょうか?
これさえあれば結露で寝袋がビショビショになる悪夢から開放され、シュラフカバーの携行からも開放されます。

メーカーの作り的にはコストが掛かる部分ではないかと思います。
NEMO(ニーモ)の本気度が伺えます。

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いざ、耐寒テスト

3月上旬、PM23:00。
インプレッションの舞台は東京都内の4階建てマンションの自宅のベランダにて。
自立式ハンモックの上にシュラフを置いて寝るというテストです。
現在の外気温は6℃。※アレクサの音声情報では朝方にかけて0℃まで下がるそうです。

衣類は木綿のパジャマの下に、メリノウールのインナー長袖シャツに、メリノウールのタイツ、同じくメリノウールのソックスです。

NEMO(ニーモ)SONIC0(ソニックゼロ)に絶大な信頼を寄せていますし、外気温も氷点下ではないので過剰装備かもしれませんが、念には念をおしてです。

ベランダに出ると、流石に寒いです。
早速シュラフに潜り込みます。
生地がとてもサラサラしていますので、中に入るととても気持ちいいです。

第一印象は…めっちゃ暖かい!
風がやや強めの今夜ですが、シュラフ(寝袋)を通して冷気が入ってくる様子は全くありません。

私は割と足元が冷える口なのですが、足元に適度な空間と空気があり、暖かいです。
さすが快適仕様温度-10℃!

また、NEMO(ニーモ)ソニックゼロは生地が柔らかくてサラっとしているため、上質な毛布に包まれているようてす。
生地が肌に触れて冷たい!という事もありませんでした。

1000メートル級オーバーの高さのキャンプ場ならばまた違ってくるでしょうけども、少なくとも平地のキャンプでこのスペックで足りない!という事はまずないと思われます。

ハンモックで敷物はなしの状態でのテストでしたが、無敵の性能を発揮してくれました。
※ハンモックで寝袋に入るのにかなり手こずりスタッフの手を借りましたが^^;

そうこうしているうちに眠りにつき、朝まで何事もなく睡眠を頂きました。

夜明け…寝袋の中は快適そのもの。露出している顔は冷たいですが、それ以外はヌクヌクのまま朝日を迎えました。

まとめ

如何でしたでしょうか。
NEMO(ニーモ)のソニックゼロにはこの製品に次いで耐寒スペックが高い「KAYU 15 ws」という女性用のシュラフ(寝袋)もラインナップされています。
こちらは快適使用温度-8℃、重量1,150gで価格も3〜5万円ほどとリーズナブルです。

人とは違ったギアを手に入れたい。
そんな人にはNEMO(ニーモ)がお勧めです。