皆さんは普段音楽を聞くときどんな機器で聴いていますか?
スマホ?ブルートゥーススピーカー?それともコンポ?
世の中には音楽を聴く手段が沢山ありますよね。
筆者も音楽が大好きなので日頃は高価なAV機器で音楽を聴きながら原稿を書いたり、自営業のお仕事をしたりしています。
でもたまに聴き廻した音楽ではなくてFMラジオとかも聴きたくなるんですよね。
筆者が暮らす東京は、TOKYO FMなのですがとても充実したニュースや音楽チャンネルを配信していて好きです。
むしろラジオで音楽を聞く人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたのためにオススメしたいラジオが「チボリオーディオ モデルワン」(Tivoli Audio Model One)です!
今回は10年以上使い込んだモデルワンを実機レビューしてみたいと思います。
チボリオーディオ・モデルワンとは
チボリオーディオのモデルワンは、単なるラジオを超えた多機能オーディオ機器です。クリアな音声でラジオを楽しめるだけでなく、PCやスマホの音楽もAUX端子やBluetoothで接続して楽しむことができます。さらに、その音質は驚くほどダイナミックで、まるでハイエンドオーディオ機器のような体験を提供します。
モデルワンの魅力は音質だけにとどまりません。そのデザインはインテリアの一部として機能するほど洗練されており、どんな部屋にも馴染むスタイリッシュな外観を持っています。
この製品は、革新的な構造で低音を再現するエアサスペンション・スピーカーを開発したヘンリー・クロスによって2000年に創設されたTivoli Audio社の代表作です。ヘンリー・クロスは世界オーディオ業界名誉殿堂に選出された人物で、彼の長年のビジネスパートナーであるトム・デベストとともにTivoli Audio社を設立しました。
モデルワンの開発には、ヘンリー・クロスの人生をかけた研究の成果が注ぎ込まれています。彼は自身の技術を一般の人々にも体験してもらいたいという思いから、コンパクトで高性能な真空管ラジオのコンセプトを踏襲し、さらに携帯電話の基地局で採用されていた最新技術を活用して受信性能を向上させました。
Tivoli Audioから発売されるすべての製品は、オーディオ界の巨匠ヘンリー・クロスの長年の研究成果に裏付けられた、こだわりの逸品です。モデルワンもその例外ではなく、コンパクトなデザインの中に、音へのこだわりと情熱が詰まっています。
このような背景を持つチボリオーディオ・モデルワンは、単なるラジオや音楽プレーヤーではありません。それは、オーディオ技術の粋を集めた、音楽愛好家のための特別な一台なのです。
↑こちらはブルートゥース対応の進化したモデルワン
高品質ラジオ機器でありながらHi-fi品質の音楽も聴けてしまう!
チボリオーディオ・モデルワンの最大の魅力は、高品質なラジオ受信機能と優れた音楽再生能力を兼ね備えている点です。
私が愛用している一世代前のモデルワンは、ラジオ受信の品質が特に優れています。細かな周波数調整を可能にする粘度のあるダイヤルは、精密なチューニング作業を可能にし、その操作感は非常に心地よいものです。安っぽさは微塵も感じられず、高級感溢れる仕上がりとなっています。
ラジオ放送の音質は驚くほどクリアで、DJの声などは厚みがあり、温かみのある音声で楽しむことができます。この「厚み・温もり」こそが、チボリオーディオ・モデルワンの最大の特徴と言えるでしょう。
音楽再生に関しては、背面のAUX端子を利用することで、お手持ちの音楽ソースを接続して楽しむことができます。また、最新モデルの「Tivoli Audio Model One BT」では、Bluetooth機能が搭載されており、ワイヤレスで音楽を楽しむことも可能になっています。
このように、チボリオーディオ・モデルワンは、高品質なラジオ受信機能とHi-fi品質の音楽再生能力を両立させた、非常に魅力的な製品と言えるでしょう。
シンプルなインターフェース
前面のチボリオーディオ・モデルワンの前面には、使いやすさを重視したシンプルなインターフェースが採用されています。左側には4段階の機能切り替えダイヤルがあり、電源OFF、FMラジオ、AMラジオ、外部AUX入力の選択が可能です。このダイヤルは適度なクリック感があり、操作時の確実性を感じられます。
上側には音量調整用のボリュームダイヤルが配置されており、粘度のある滑らかな回転感覚が特徴的です。この設計により、細かな音量調整が容易に行えるようになっています。
右側はラジオの周波数ダイヤルで、ここもネットリとした回し心地で微細なチューンが合わせやすく、とても素晴らしい仕上がりとなっています。
このようなシンプルで直感的な操作系により、誰でも迷うことなく使いこなすことができます。複雑な機能を排除し、必要最小限の操作で desired な動作が行えるよう設計されているのが、チボリオーディオ・モデルワンの魅力の一つと言えるでしょう。
豊富な端子類
チボリオーディオ モデルワンの背面には、様々な接続端子が集約されており、豊富なインターフェースを提供しています。この充実した端子類により、ユーザーは多様な使用方法を楽しむことができます。
これらの端子により、ラジオの受信性能を向上させたり、外部機器を接続して音楽を楽しんだりすることが可能です。特にAUX IN端子は、スマートフォンやタブレット、PCなどの外部機器からの音声入力を可能にし、モデルワンの高品質なスピーカーを通じて音楽を楽しむことができます。
また、ヘッドホン入力端子があることで、周囲に迷惑をかけずに深夜でも音楽やラジオを楽しむことができます。録音出力端子は、ラジオ番組や外部入力の音声を他の機器で録音したい場合に便利です。
これらの豊富な端子類は、チボリオーディオ モデルワンの汎用性を高め、単なるラジオ受信機以上の価値を提供しています。ユーザーのニーズに合わせて柔軟に使用できる点が、この製品の魅力の一つと言えるでしょう。
【音質評価レビュー】小型ながらPC音楽もパワフル&クリアな音質!
実際にPCとAUX端子で繋いで、PCのオーディオ機器として聴いてみますと、こんなに小型なのに低音がしっかり効いているという印象です。
ただしドンシャリ系な音質の低音ではなく、上品で豊かな温もりを感じる低音なのです。そして音の解像度もとても高く、ボーカルのリップの音やギターの弦の擦れる音まで綺羅びやかに表現してくれます。
特に低音部分はこのようなコンパクトな製品には珍しく「バスレフ構造」を採用しており、それが中高音の厚みのある音に貢献してくれます。木のぬくもりを感じさせてくれる厚みのある音質です。
正直オーディオを安価にしかもHi-fi音質で入門したい方は、これをラジオ兼Hi-fiオーディオ機器として購入するのは十分にアリだと思います。チボリオーディオ・モデルワンは、コンパクトながら驚くほど豊かな音響体験を提供してくれます。
但しロック等を聴く際はもう少し低音に厚みが欲しい所ですが、このサイズですからトレードオフな部分はあります。得意ジャンルとしてはクラシックやJAZZなど繊細な音を求める音楽などではないでしょうか。また、アコースティック系の楽曲やボーカル中心の曲でも、その魅力を十分に引き出してくれるでしょう。
全体として、チボリオーディオ・モデルワンは小型ながら、驚くべき音質と多様な音楽ジャンルに対応する柔軟性を持ち合わせています。そのバランスの取れた音響性能は、多くの音楽愛好家を満足させるでしょう。
インテリアに溶け込む美しいデザイン
オーディオ機器というと、一般的に無骨なデザインや機能重視の外観が多く見られます。また、ラジオとなるとシンプルすぎて魅力に欠けるデザインが多いのが現状です。しかし、チボリオーディオ・モデルワンは、そんな常識を覆す美しいデザインで注目を集めています。
このモデルワンの最大の特徴は、外装に天然木材を使用している点です。この拘りは単なる見た目だけでなく、音響効果にも大きく貢献しています。木材の温かみのある質感が、音の豊かさを引き立てる役割を果たしているのです。
私が所有しているのはウォールナットの天然木材を使用したモデルですが、その触り心地は格別です。木目の美しさと滑らかな質感は、触れるたびに心地よさを感じさせてくれます。この高級感あふれる外観は、リビングやベッドサイドなど、どんな場所に置いても空間を格調高く演出してくれます。
さらに、モデルワンのデザインは時代を超越した普遍的な美しさを持っています。クラシカルでありながら、モダンな要素も併せ持つそのフォルムは、様々なインテリアスタイルに馴染みます。洗練されたミニマルデザインは、シンプルモダンな部屋にも、クラシカルな雰囲気の空間にも違和感なく溶け込みます。
朝目覚めた時、このチボリオーディオ・モデルワンが奏でる美しい音色と共に、その洗練されたデザインを目にすることができれば、一日の始まりがより素晴らしいものになることでしょう。機能性と美しさを兼ね備えたこのラジオは、まさに現代のライフスタイルに寄り添う理想的な製品と言えるでしょう。
チボリオーディオ・モデルワンの評価・評判
Amazonでのチボリオーディオ・モデルワンの評価を引用してみました。以下は実際のユーザーからの声です。
単機能フェチ向けの理想の商品
引用元:Amazon
ラジオとしての機能だけを果たし、且つ、重量体積そして値段の面でも「ラジオだけで何が悪い」と言い放っている、清々しい単機能製品です。
ラジオとしての機能は、普通といえば普通です。AM、FMの選局がダイヤルででき、ボリューム端子、外部入力端子、アンテナ端子などが付いています。
(外部入力端子が付いていることが唯一、ストイックさを損ねているとも言えますが)
ダイヤルとスピーカーを大きく配したフロントからは「ラジオだけで何が悪い」と言わんばかりの単機能に対するストイックさが発せられて、心地良い安心感があります。
単機能フェチという言葉があるのならば、まさにそういう方向けの製品。
実に良い製品
引用元:Amazon
文句なしの性能と品質をもっている。一台あると家の中が明るくなる。
背面には接続端子多く、ステレオミニブラグがさせるのでipodなどとも連携可能。
また、有線で電波をひくこともできる。ただし、ガリウム砒素の受信装置は鉄筋コンクリートの中でも精密に電波をひろってくれるのでFM受信は常に良好。
AMは雑音入るが、専用アンテナをつければ室内でも対応できる。
とにかくチボリはインテリアとしてもいいし、品質そのものがいい。しかも頑丈。3月11日の大震災で、うちのチボリが2メートル上の棚から落下して床を直撃しましたが、全くこわれておらず音質にも問題なかった。
これらの評価からわかるように、チボリオーディオ・モデルワンは多くのユーザーから高い評価を得ています。単機能に特化した製品設計や高品質な音声、そして耐久性の高さが特に評価されているようです。また、インテリアとしての魅力も多くのユーザーに支持されています。
まとめ
チボリオーディオの「モデルワン」は、インテリアとしての魅力と優れた音質を兼ね備えた製品です。そのデザイン性は部屋に溶け込み、心地よい操作性と相まって、使う喜びを感じさせてくれます。特筆すべきは、このコンパクトなサイズから生み出される豊かな音質です。
日々のスマートフォンや高性能オーディオ機器での音楽体験も素晴らしいですが、モデルワンの温かみのある音色は、朝の爽やかな目覚めや、夜の静かな時間を特別なものにしてくれるでしょう。この製品は、単なる機器ではなく、生活に彩りを添える一生モノのアイテムとなる可能性を秘めています。
チボリオーディオは「モデルワン」以外にも多様な製品ラインナップを展開しています。Amazon等のオンラインショップで閲覧すれば、自分のニーズや好みに合った製品を見つけられるかもしれません。
また、本記事では触れていませんが、チボリオーディオの最上位機種「MUSIC SYSTEM BT」についても別途詳細なレビューを行っています。モデルワンに興味を持たれた方は、より高性能な製品にも目を向けてみるのもよいでしょう。音楽や良質な音への探求心が、新たな音の世界への扉を開くきっかけとなるかもしれません。
ちなみにチボリオーデイオはモデルワンの他にも様々な製品がありますので、アマゾンなどで色々と眺めてみると自分に合った製品が見つけられると思います。
また、チボリオーディオの最上位機種、「MUSIC SYSTEM BT」も詳細にレビューしましたので、良かったら合わせてお読みください^^
\MUSIC SYTEM BTレビュー!/
①FMアンテナ切り替えスイッチ
②外部FM接続端子
③外部AM接続端子
④AUX IN端子
⑤ヘッドホン入力端子
⑥録音出力端子