晴れの国・岡山発の「ブルー」にこだわり持つガレージブランド、Nicelee(ナイスリー)
ジーンズのメッカとして知られる岡山県を拠点とする、様々なアウトドアギアを開発しています。
ジーンズの国で産まれたこのブランドは、ジーンズの染色であるインディゴブルーをブランドカラーとし、尚且つそのカラーを発端とした豊かなキャンプ用ギアを世に送り出しており、アースカラーが多いキャンプブランドの中において鮮やかな存在感を示しています。
素敵なギアを数多く出しており、今回私の目に止まったのはどこまでも深い青が美しい「インディゴブルーチェア」でした。
インディゴブルーチェアの魅力
このブランドの最もコアなアイテムはコットにブランドの情熱が書かれていますが、チェアもとても完成度が高く、どちらも晴れの国岡山のブルーをまとって美しい佇まいです。
今回購入したインディゴブルーチェアも深みのあるブルーで何時まで見ていても飽きません。
そして細かい所まで目端が利いているというか、ニーズをよく捉えて魅力的な製品に仕上がっています。※座面四隅のループやサイドポケットなど。
インディゴブルーチェアをじっくりと眺めてみると、妙な色気を感じます。普通のチェアとは違った脚のフレーム構造のデザイン、美しくメッシュがデザインされた座面。そしてリラックス出来る高さとスラントの角度。
チェアと一括りにしても飽和状態かと思いきや、こんな手の込んだ素晴らしいプロダクツがある。
それがまだ世に大きく知られていないのが勿体ない。ならば皆さんにちゃんと知ってもらいたくレビュー記事を書かねばと思った次第です。
購入の切っ掛け
ブルーのチェアって中々無いんですよね。少なくとも筆者は見かけた事がありません。
そもそもキャンプギアと呼ばれるものにブルーは少ないです。そんな他にはないブルーの存在感に惹かれたのがまず一因。
そして脚のデザインが他社と大きく違います。他社はロの字を描く脚組みに対して、ナイスリーのインディゴブルーチェアは中央にシュッと一本通してそこから広がるデザイン。このとても洗練されたデザインである事も購入の理由でした。
人と被るのが嫌な私はこの美しい姿形に惹かれたんですね。
ふと思ったのが、どうやってこの色合いを出しているのだろう?という不思議なまでに吸い込まれそうになるブルーの美しさです。
公式サイトの写真では割と明るいブルーなのですが、実際はもう少し深みがあって渋めのブルーといったカラーです。
購入してみて、インディゴブルーチェアの存在感は何とも言えないオーラを放っていました。岡山の晴れの空色がそのチェアから感じられたのです。
インディゴブルーチェアのレビュー
前置きが長くなりましたが、インディゴブルーチェアをインプレッションしてみたいと思います。
遠目から見てもとても目立つカラーで他とは被らない差別化された見た目がとても素敵ですね。
このブルーに魅了されて購入する方も多いのではないでしょうか。
実際先日利用したキャンプでは、キャンプ場の管理人さんもこのチェアが気になったようで声をかけられました。
また、トイレから戻ってサイトを見失っても、この鮮やかなチェアの色で見つけやすいかと思います。
そしてインディゴブルーチェアの生地は割とサラサラというか、スルスルしており、手触りが心地よくいつまでも触っていたくなります。
ちょっとした気遣いなのですが、とても嬉しい点として座って右側にポケットがあるんですね。これが実に便利でスマホなどをシュッと入れておくことが出来、とても快適です。
そして私が一番気になり、購入の決め手となったギミックがこれです。
ファブリックの四隅の穴に、ループが付いているんですね。このループのおかげで、他社のヘリノックス風のチェアに比べて比較的少ない力で生地をポールに刺せるのです。
ただ、実際はそのギミックを使ってもかなりの力が要る作業で、女性の力では難しい場合もあります。私の個体では左上を最後に嵌めると完成しやすかったです。
アイデアとしてはナイスリーですので、もう少しだけ力が必要ないファブリックに改良して欲しいと切に願います。。
実際に座った感想はと言うと、適度に左右にしなると言うか、揺りかごのような座り心地で気持ちいいです。無意味に左右にゆさゆさ…ハンモックみたいな座り心地です。
但し安定感がないという意味ではありません。
※写真は身長154cmの編集員です。
インディゴブルーチェアに背中を預けてみますと、私の肩甲骨ギリギリまでの高さで生地が設計されており、これはもう少し高さが欲しかったなと思いました。
ただし、深めに腰を掛けるとそのあたりは気にならなくなり、快適に座れます。この着座位置が正解なようです。
また、座面の高さですが、ヘリノックスのチェワンに比べて5cm低くなっているそうです。
確かに地面にちょっと近い設計で、座りやすさ・立ちやすさより、リラックスできる高さをNicelee(ナイスリー)は重んじているようです。
この高さは快適性と実用性のバランスを上手く取ったといった感触で、私的にはちょうど良い高さでリラックスできました。
深く腰をかけ、グラウンドチェアのように大地の存在感を感じながら座る…それがインディゴブルーチェアの魅力です。
また、座面自体がヘリノックスに比べてややスラントしており、前かがみで作業するより、ゆったりと背中を預けてチェアリングのような気持ちよさを追求しているな、と感じました。
収納袋に入れた状態で970gという重量は徒歩キャンパーとしてはとても助かる軽さです。何より収納袋を含め、この岡山ブルーで統一されたデザインは、見る人の目を輝かせるギア感たっぷりで所有欲を満たしてくれます。
インディゴブルーチェアの組み立て方
ナイスリーのインディゴブルーチェアの組み立て方はとても簡単です。まずは袋からファブリックとポールを取り出します。
続いてバンジーコードで繋がっているポールを各部の穴に差し込んでいきます。
バンジーコードに導かれるままにポールを刺せばいいので、そんなに難しくはないと思います。
脚が組み上がったら、ファブリックをポールに引っ掛けます。
※写真の様にファブリックに穴があるので、ここにポールを刺します。
また穴の近くにループがあるので、ここに指を掛けてグイッと生地を引っ張り、ホールに刺します。
一番最後にはめ込む穴が一番硬いので、上手くはめれない場合は穴に挿す順番を変えてみると組み立てやすいかと思います。
完成したチェアに座る前に、ちゃんと4箇所の穴にポールがしっかり刺さっているか確認しましょう。
初めてのNicelee(ナイスリー)
使ってみて分かったのですが、元々の開発意図がキャンプ用ではなく、チェアリング用なんですね。なので機能性よりもリラックス感を重視した作りになっており、この気持ちよさは一度座ってみると病みつきになると思います。
たったの-5cmとちょっとしたスラント形状がNicelee(ナイスリー)のインディゴブルーチェアのコンセプトを明確に表していると感じました。
また、特筆すべきはNicelee(ナイスリー)の対応力の良さ。公式Twitterにせよ、公式サイトのチャットにせよ、気持ちの良いレスポンスで繊細な部分までケアしてくれます。一度チェアにトラブルが発生したのですが、その時も素早く親切に対応して貰えました。
製品が良いのは当然で、私が大事にしているのはサポートなので、とても満足のいくケアをしてもらえて感動です。
まとめ
如何でしたでしょうか?
晴れの国岡山よりインディゴブルーの鮮やかな色彩を纏って世に送り出す個性的なガレージブランド「Nicelee(ナイスリー)」のインディゴブルーチェア。
今回のレビューが参考になり、あなたの楽しいキャンプライフの役に立つことを願っています。
【ナイスリー公式サイト】
https://nicelee-okayama.com/