皆さんニキシー管てご存知ですか?
映画ブレードランナーや12モンキーズなどで登場した、どこか懐かしくて未来的な光を放つ時計です。
実際サイバーパンク系の映画の小物の代表といえばこれ!みたいなアイテムでして、1950年代から1970年代にかけて主に時計に使われていた技術だそうです。
これが実にカッコいいんですよね。
すごく奥行きがあって、浮遊しているかのような数字が幻想的な時計です。
ただし結構電力を喰う代物だったそうで、当時のユーザーは毎月の電気代に頭を悩ませていたとか、いないとか。
そんな中、従来のニキシー管に代わる技術が搭載されたモノが出現し、ニキシー管の個性を再現した時計が現れました。
その中の一つがLEDです。
LEDニキシー管と従来のニキシー管の違い
近年、「LEDニキシー管」と呼ばれる製品が登場していますが、これは本物のニキシー管とは異なる技術を使っています。以下に、従来のニキシー管とLEDニキシー管の違いを比較します。
発光の仕組み
従来のニキシー管
- ネオンガス放電による発光。
- 0~9の**独立したカソード(電極)**が内部にあり、それぞれの数字が直接発光する。
- 170V程度の高電圧が必要。
LEDニキシー管
- LEDを使用して、ニキシー管風の数字を光らせる。
- 実際のガス放電は発生しないため、オレンジ色の光を模倣したもの。
- 低電圧(5V~12V)で動作可能。
従来のニキシー管に代わる立体感を出すには各社苦労したようで、従来のニキシー管を見たことはありませんが、本製品を見る限りは「立体感」という点ではとても良く出来ているように感じました。まさに未来のガジェットといった感じです。
ファーストインプレッション

外箱は割と大きくて分厚くしっかりしており、製品の期待感を煽るかのように金箔のロゴがシンプル且つ上品に押されていました。あ、申し遅れましたが、私が買ったニキシー管時計は「ClocTeck」社製の物です。お値段も8,999円と中々お手頃でした。

製品ドーン!第一印象は木目のボディとガラス管が美しいコンビネーションで、これが一体どんな輝きを示してくれるのかとても楽しみな印象でした。
ガラスの管の中はもじゃもじゃっとしたコードが挿入されており、これが光るものだと想像しました。うーん良い予感しかしない!

不足品です。給電用のUSBケーブルに、恐らくガラス管を拭く用のクロス、そして説明書の三点でした。説明書はちょっと分かりづらく、ChatGPTに聞きながらやった方が効率的でした。
設定方法
ClocTeckのニキシー管時計は、アナログボタンで設定も出来るようなスイッチが本体についていますが、実際はWi-Fiで接続して設定します。
電源を入れる:時計本体に付属のUSBケーブルを接続し、コンセントに差し込みます。
スマートフォンやPCで接続:お使いのデバイスのWi-Fi設定画面を開き、「ClockTech_9B3D」のアクセスポイントを探して接続します。
- デフォルトでは中国語になっていますので、好みで英語に切り替えます。
- 「Wi-Fi Name」にメインで使っている2GのWi-Fiを指定します。
- 「Wi-Fi Password」でルーターのパスワードを入力します。
- 「Connect」ボタンを押して認証させます。

- 「Time Zone Setting」はお住まいの地域に近い時間設定にします。
- 下に小さい文字で24時間表記にするか、12時間表記にするか記載があるので選択。
- 「Mode slection」で4種類のカラーが選べるので好みの設定にします。
- 下に小さい文字で三種類の光の点灯パターンの記載があるので好みで選べれます。
- 設定が終わったら何故か中国語になっているボタンを押して、「キャンセル」を選んで終了です。

いざ、ニキシー管時計を点灯!
いや、時計のセッティングの時点で既に点灯しているんですけどね笑
その第一印象はまさに胸がときめく感動的なモノでした!

こんな感じでガラス管の中のもじゃもじゃっとしたケーブルが光るんですね!
その幻想的な光り方と言ったら…写真では上手く伝えきれませんね。実際にリアルで見るとですね、独特の浮遊感と言いますか、奥行きがあってすごく胸がときめくんですね!
まさにサイバーパンクの映画に出てくるバーそのものなんです。私の以前の以下の画像のお部屋にピッタリ似合う時計と言えば伝わるでしょうか。

自分で言うのもなんですが、当時住んでたダーツマシンのお部屋はライティングを駆使しまくって、ダーツマシンやカウンターと共にサイバーパンクなバーチックな様相を呈してました。まさにレトロフューチャーという言葉がぴったりで、ニキシー管時計が似合うお部屋だと思います。
動画で見るとこんな感じです。めっちゃガジェット感が出ていますよね!
数秒ごとにガシャガシャと文字がランダムに点灯するギミックなんてもう最高じゃないですか。これがたったの8,999円で買えるのですから、これはもう今年買ったガジェットトップ10コンテンツを作ったら間違いなくランキング入りですね。
点灯モードを変えて、別アングルで撮ってみました。よくよく見ると、中のもじゃもじゃが奥行きを持ったパネルのレイヤーに分かれているのが確認できますね。
これが浮遊感の正体ですね。
良く考えられて作られているのが分かります。
光り方もゆったりと揺らめくような光り方で綺麗ですよね。


ああ、どこから見ても美しい…
この角度からですかね、一番レイヤー感が伝わる写真は。
久々にどストライクなモノが買えて気分はご満悦です。種を明かせば単なるLED照明なんですが、そこに至るまでのプロセスというか、ニキシー管を再現するまでの細かい作り込みがまさにガジェットという言葉がふさわしいです。
さらば、TriClock…

過去に記事に書きました「TriClock」もこれでお役目御免です。これを初めてレビューして、デスクの一座を飾った時の感動は忘れられません。思えばこの子もサイバーパンクなカッコいアイテムでした。
浮気するつもりは全然なくてTriClockはずーっと私の傍にあるものだと思っていましたが、それを上回る感動に出逢ってしまったんですよね…
本当に今までありがとう。
さて、今度はどこに飾ろうか^^
まとめ
すっかりその魅力に骨抜きにされたしまった「ClocTeck ニキシー管LED時計」。
サイズ感・美しさ・お値段の三点がパーフェクトな魅力あふれる時計。
実物はとにかく美しくて、まるでブレードランナーの世界にデスクが変身してしまったみたいです。
マストなガジェットで中々出会えないものなんですよね。
そんな中久々にテンション瀑上がりなガジェットに出逢えたのは何かの導きなんだと思います。
これからはこの子と共にまだ見ぬ新たなガジェット記事をテンションアゲアゲで書いていこうと思います。