VAIN MOVE-スウェーデン発の完全ワイヤレスイヤホンをレビュー!

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昨今のワイヤレスイヤホンは日進月歩でスマホ並みに凄まじい進化を遂げており、その波はとどまることを知りません。

最近の完全ワイヤレスイヤホンはApple製の「AirPods Pro」を初め、今年の6月に発売されたばかりのSONYの「WF-1000XM4」、Boseの「QuietComfort Earbuds」、Beats社の「Beats Studio Buds」などのハイエンド製品がひしめき合い、特に皆共通しているのが【ANC-アクティブノイズキャンセリング】機能の進歩がめざましいところ。

ここ1年で完全ワイヤレスイヤホンの業界は劇的な進歩を果たしたと感じます。

そんな中、スウェーデンのオーディオブランド「VAIN STHLM」から発売された完全ワイヤレスイヤホンが、ミドルクラスの価格帯で素晴らしい音を奏でてくれたので今回紹介したいと思います。

その名も「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」

ANCなんぞどこ吹く風?と言わんばかりのハイエンドな音に感動した製品です。

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スウェーデンのオーディオブランド「VAIN STHLM」とは

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デザイン大国・北欧に位置するスウェーデンのオーディオブランド「VAIN STHLM」は同国のストックホルムでDJとして活躍するマシアスとミヒャエルの二人によって立ち上げられたヘッドホンブランドです。

「ヘッドホンを再定義する」という二人の意気込みによって作られるヘッドホンの数々は、スウェーデンならではの美しいデザインと高音質のサウンドを両立し、ミドルクラスのブランドとハイエンドブランドのギャップを埋めます。

そんな志の高いコンセプトから生まれた製品が「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」です。

VAIN MOVE ワイヤレス充電可能な高音質Bluetoothイヤホン【aptX/ノイズキャンセル/連続9時間再生】

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」の主な特徴

連続再生時間は驚異の9時間

ミドルクラスの価格帯でありながら、連続再生時間はなんと9時間。
ケースを併用しての連続再生時間は60時間にも及び、バッテリーを気にせず音楽に浸ることが出来ます。

通常の完全ワイヤレスイヤホンの連続再生時間が大体およそ4〜5時間前後ですから、これはとても凄いことだと思います。

旅行などで長時間音楽を聴く時でも安心ですね。

aptXコーデック対応

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」では高音質かつ低遅延で定評のあるQualcomm社のコーデック「aptX」を採用。

Androidスマホをお持ちの方は圧縮率の低い同コーデックで音楽を再生することにより、より高次元なサウンドの世界を楽しむことができます。

ただしiPhoneはAACコーデックでの再生となります。最近ではAACコーデックをアップコンバートして高音質化するイヤホンも登場していますので、ここは後継機種に期待したいところ。

また最近は96KHz/24bitのハイレゾ音源のLDACコーデックに対応したイヤホンも登場しているので、これもいつか同製品に落とし込まれるところを併せて期待します。

スウェーデン発の美しいデザイン

さすがデザインの国、スウェーデンと言える美しいデザインが特徴の一つです。
ハウジングのメタルの質感とマットなボディの組み合わせががとてもシンボリックで、耳に装着した時のデザインが映えてとても素敵です。

長く使う製品だからこそ、機能性もですが、デザインの良し悪しは購入検討の大事な要素ですよね。
安っぽさは皆無で、個人的にはトップクラスの美しさだと思います。

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製品外観レビュー

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」の化粧箱はサラリとした質感で、上品なデザインの外観となっています。

箔押しのロゴマークが美しく、開封前に期待感を煽ります。

化粧箱の蓋はマグネットで開くようになっており、開け心地がとても良いです。
箱を開くと上品にレイアウトされた製品が姿を見せます。

箱の作りがとても良いので期待値爆上がりでテンションが高まりますね。

付属品はUSB Type-Cケーブル、予備のイヤーピース、取扱説明書、そしてイヤホンと充電ケースです。複雑な付属品はなく、迷いなくすぐにセットアップできるのが良き。

取り扱い説明書は多言語対応となっており、もちろん日本語でも描かれているので安心です。
見開き3ページで説明がシンプルに纏められているので、操作やセットアップに迷うことはないでしょう。

充電ケースとイヤホンを含めた重量は約58g。旅行やお出かけでも荷物として重さを感じる事はありません。

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」のイヤーピースは一種類ですが、つけ心地は悪くなく割と奥まで入っていくのでずり落ちたりする心配はありませんでした。2時間ほど装着してみましたが耳が痛くなることもなく万人向けの装着感です。

また、ハウジングがボタンとなっており、押すことによって各種の操作が可能です。

以下、操作方法です。

電源 ON/OFF充電ケースからイヤホンを外すか、ハウジングボタンを5秒間押します。
ペアリングモード充電ケースからイヤホンを外すと自動的に電源が入り、Bluetoothのペアリングモードになります。
ペアリングペアリングモードになったらスマホの設定のBluetoothから「VAIN STHLM Move」を選択するとペアリングが完了します。
音量を上げるハウジングの右ボタンを2回押します。
音量を下げるハウジングの左ボタンを2回押します。
前のトラックハウジングの左ボタンを1秒押します。
次のトラックハウジングの右ボタンを1秒押します。
電話を受ける/切るハウジングボタンを1回押します。
着信拒否ハウジングボタンを2回押します。

音質レビュー

実際に20時間ほどのエイジングを済ませてから音質をレビューしてみました。
リスニング環境はiPhone11 ProMaxのAACコーデックでの室内リスニングです。

中高音域

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」の本領と感じる部分です。

非常にスッキリとした音作りで、特に高音の抜けが良い印象です。
イヤホン型にありがちな耳づまり感もなく、解像度の高い中高音を楽しむことが出来ます。

ボーカルの声が際立って聞こえ、また音が割れる様な感じも一切なく、目の前がクリアになったような中高音を響かせます。キラキラと輝くような各楽器の音が心地よいです。

個人的にはオープンイヤーヘッドホンで効いてるような音のヌケ、解像度と感じます。
この中高音域の音質の良さは是非一度体感してもらいたいところです。

低音域

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」の低音はとても量感が充実しており、音が沈むこともなくクリアな味付けです。

低域が不足しているという印象は全くなく、中高音域を支えるような程よい音の厚みを生み出しているのが特徴です。

ドンシャリ系とは少し違った、いつまで聴いてもストレスを感じないバランスの良い低音であり、どんな音楽にも適した味付けと感じました。

定位感・音場感

各楽器がしっかりと分離されており、解像度の良さと相まって音場の広さを感じさせます。
同時に音場の広さからくる定位感はこのクラスとしてはかなりハイレベルです。

どの音も埋もれることなく、位置感を感じさせてくれます。この立体感はずっと聴いていたくなるような楽しさです。

音質レビューの総評

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」の特徴をまとめると、原音に忠実な音作りでありながら、今どきのノリの良い音楽でも気持ちよく聴く事ができる懐の深さが楽しいです。

正直レビューする前は普段オーバーイヤー型ヘッドホンを使用している筆者からしたら物足りないかな?と思いましたが、杞憂に終わりました。

非常にレンジの広い音質は非常にクオリティが高く、どんな音楽でもオールマイティに聴けると思います。

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その他主な機能

ノイズキャンセリング機能

ここが今回最も惜しいな、という点でした。

「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」のノイズキャンセルは通話目的で用いられる「cVcノイズキャンセリング」が搭載されており、通話時に周囲の雑音などを低減してくれます。

ただしANC(アクティブノイズキャンセリング)ではないため、音楽再生時にはノイズキャンセリング機能は使用されませんので注意が必要です。

個人的にはこの価格帯であればANCは搭載して欲しかったかなと思います。

Bluetooth5.0

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通信プロトコルはBluetooth5.0が採用されています。

同通信プロコトルは現在最も最新な規格で、音楽を二時間ほど聴いている最中でも、通信に遅延や音のブツ切れなどが発生することなく、快適に音楽を楽しめました。

数年前までBluetoothイヤホンは遅延やブツ切れが当たり前だったのを振り返りますと、本当に良い次第になりました。

ワイヤレス充電対応

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「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」はイヤホンを充電ケースに入れたまま、Qi規格対応のワイヤレス充電器にて充電を行う事が可能です。

IPTX5の防水仕様

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激しいスポーツでの汗や、雨の日の使用でも安心なIPTX5等級の防水性能を有しています。
普段の日常で毎日使うからこそ、抜かりのない防水性能は安心感を与えてくれますね。

製品仕様&ブランドムービー

Video:GLOTURE/YouTube
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まとめ

非常に素直な音作りでどんな音楽でもバランスの良い音色を響かせてくれる「VAIN MOVE(ベイン ムーブ)」

音質もさることながら、デザインも秀逸で国産メーカーにはないスタイリッシュなビルドクオリティに感銘を受けました。

ANC非搭載ではありますが「ノイキャンがなくてもいいからコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンが欲しい!」という方には是非試して頂きたい逸品です。

きっと毎日の音楽ライフが新鮮な音の発見に至る事間違いなしです。

VAIN MOVE ワイヤレス充電可能な高音質Bluetoothイヤホン【aptX/ノイズキャンセル/連続9時間再生】

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TOMO広告ディレクター・プランナー
【著者プロフィール】
名前:TOMO
性別:LGBTQのXジェンダー
職業:広告制作全般
住所:東京23区内在住

2021年2月より「ガジェットマニアZ」を運営開始し、ガジェットに関する記事を発信しています。
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