“ほの香”な魔法…「練り香水」を女子も男子も小粋に、最高に楽しむ使い方【レビュー】

秋の時期になると金木犀、春の時期になると桜の香りがふんわりと漂ってきます。
私はこの香りがとても好きで、季節が巡るのをとても楽しみにしています。
そして、私自身そんな人でありたいと思うのです。

なので私は街に出る時は香水を付けます。
香水と言ってもパフュームのようにキツイ香りのする物ではなくて、すれ違った時にふんわりとあの季節に一瞬漂ってくるような、目立たないけど小粋でほのかな香水を付けています。

その香水は液状の物ではなく「練り香水」と呼ばれる物です。

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練り香水の特徴

一片を指に付けるイメージで

練り香水は、一般的なスプレータイプの香水とは異なり、ワックスやオイルをベースにした固形状の香水です。アルコールを含まないため、香りがふんわりと優しく広がり、持ち運びがしやすいのが特徴です。以下のようなメリットがあります。

主な特徴
  • 香りが控えめ:スプレー式に比べて拡散力が弱く、自分や近くの人にほのかに香る。
  • 持ち運びが便利:コンパクトなケースに入っており、バッグやポーチに忍ばせやすい。
  • 肌にやさしい:アルコールフリーなので肌が乾燥しにくい。
  • 持続時間が長め:オイルベースのため、肌に馴染みやすく、ゆっくりと香る。
  • アレンジがしやすい:複数の香りを重ねて、自分だけのブレンドを楽しめる。

特に複数重ねてオリジナルの香りを楽しむのはとても面白く、自分だけの香りを身にまとうのはとても粋な振る舞いだと思います。また、ほのかに香る点はとても控えめだけどオシャレな印象を与え、私は好ましいと思います。

小粋な要素

練り香水は、その特性から上品で洗練されたアイテムとして愛用されています。例えば和のエッセンスを持つアイテムとして日本では「白檀」「緑茶」「柚子」などの和の香りを生かした製品が人気です。

また、ハレノ日やイベント時だけではなく、普段使いにもちょうど良いささやかな香りのものが多く、サッとひと塗りして普段のお出かけにも使える点が小粋です。

「いつも微かに良い香りを漂わせている女性(男性)」という印象を与えることができます。
スプレー式の香水だとちょっと匂いがキツくて普段使いには難しい、と考えている人にうってつけで、一歩進んだオシャレアイテムとして手にとってみては如何でしょうか。

男性がつけていてもすごく小粋だと思います。

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練り香水を塗るのに効果的な場所

練り香水は体温で温まると香りがふわっと広がるため、以下の体温の高いポイントに塗るのが効果的です。

練り香水を塗るおすすめの箇所
  • 手首:脈を打つ場所なので、香りがじんわり広がる。
  • 耳の後ろ:近づいたときにふんわり香る、色気のあるポイント。
  • うなじ:特に髪をアップにした時に香りが漂う。
  • ひじの内側:自然に香るので、さりげない演出ができる。
  • 鎖骨周り:ほんのり香らせると女性らしさや上品さを演出できる。
  • 指先・爪の根元:手を動かすたびに香りが広がる。
耳の後ろが私的にはおすすめ

塗りやすい箇所ならどこでもいいのですが、私は耳の後ろをオススメします。

体温が高く香りが広がりやすい
耳の裏は体温が比較的高い場所です。香水の香りは熱によって広がるため、耳の裏につけることで香りが程よく拡散し、自然に漂います。

  1. 控えめな香り立ち
    耳の裏は顔から少し離れた位置にあり、香りが直接鼻に届きにくい場所です。そのため、自分にも周りにも強すぎない控えめな香りを楽しむことができます。
  2. 脈拍のあるポイント
    耳の裏は「パルスポイント」と呼ばれる、脈拍を感じられる場所のひとつです。このような場所につけると、脈拍の熱が香りを持続的に広げる効果を高めます。
  3. 髪や肌と調和する香り
    耳の裏は髪の近くでもあるため、髪に香りがほんのり移りやすい場所です。髪は動くたびに香りを広げるため、柔らかな香り立ちが長時間持続します。
  4. エチケットとしての意味
    耳の裏は、鼻や口に近い位置にあるため、近づいたときに相手に香りが届きやすい場所です。特にお辞儀や会話の際に、さりげなく香ることで清潔感や好印象を与えることができます。

以上の点で耳の裏にそっと付けて上げれば、街で人とすれ違った時に微かに香りが漂い、つい振り向いてくれる様な素敵大人になれることでしょう。

付け方のポイント

  • 練り香水は量を少なめに指に取り、軽く塗るようにしましょう。
  • 香りが強すぎると逆効果になることがあるため、控えめに塗るのがポイントです。
  • 耳の裏以外にも、手首や首筋、デコルテなどにもつけるとバランス良く香りを楽しめます。
    耳の裏につけることで、ナチュラルで心地よい香りの演出ができるため、特に練り香水のような繊細な香りにはおすすめのポイントと言えます。

街ですれ違う人達にフワッとした香りを印象づけるため、さり気ない自己アピールが出来ます。
また、スプレー式の香水ほど匂いがきつくないため、食中でも相手に悪い印象を与えません。

小粋でオシャレ好きの人に是非オススメしたいです。

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練り香水が起こしているムーブメント

練り香水は近年、特にナチュラル志向やミニマルライフスタイルの人々の間で注目されています。特に香りのキツさが苦手な方が増え、男性でも使えるささやかな香りのモノが流行っているようです。

  1. 「香害」回避の流れ
     強い香りが苦手な人が増えたことで、優しく香る練り香水が好まれる傾向に。
  2. ジェンダーレス・ユニセックス化
     スプレー香水よりもナチュラルな香りなので、男性にも使いやすいアイテムとして広がりつつある。
  3. オーガニック・エコフレンドリーな流れ
     化学的な成分を避けたい人がオーガニック練り香水を選ぶ傾向があり、環境にもやさしいアイテムとして認知されている。
  4. 香りを楽しむ新たな文化
     「耳の後ろに塗る」「手首に少しつける」など、さりげなく香ることで上品な印象を与えたい人が増えている。

メジャーな練り香水ブランド5選

以下、どんな練り香水のブランドがあるか調べてみました。どれも良さそうな練り香水ばかりで、全部試してみたいです。

1. SHIRO(シロ)

 自然派のシンプルな香りが人気。特に「サボン」や「ホワイトリリー」など、ふんわりと清潔感のある香りが定番。

2. 香彩堂

 京都に拠点を置くお香の専門ブランドなのですが、ここが作る練り香水も非常に人気で、私は京都の嵐山でここの練り香水に出会って一目惚れしてしまいました。

3. ロクシタン

 「シアバター」を使った保湿力の高い練り香水が特徴。「チェリーブロッサム」や「ローズ」など、女性らしい香りが人気。

4. 椿堂 くろちく

京都に拠点を置く和雑貨屋さんが展開する練り香水。種類が豊富で、何と言っても一つ500円というコストパフォーマンスの良さが売りです。

5. 京都あぶらとり紙

こちらは京都嵐山に実店舗を置く、あぶらとり紙専門店が醸し出す練り香水です。うさぎのパッケージが可愛くて目を引きますが、香りも桃や金木犀など甘い香りがメイン。

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私が使っている練り香水のレビュー

香彩堂の練り香水「果実」

私は「香彩堂」の練り香水を使っており、色々な香りを試しましたがシリーズの中でも「果実」の練り香水の香りが私は大好きで、絶版になった今でもストックした残りをチョビチョビと使っています。

外観はシンプルな杉の木?のシルエットがアクセントになっていて小粋な感じがします。
こういう香水物って外観デザインが大切ですよね。練り香水ではありませんが、シャネル N°5などデザインが秀逸で、やっぱり良いプロダクツには良いデザインの外装が重要だと思い知らされます。

話は戻って、「果実」の香りはとてもフレッシュです。単純な果実の香りではなく、和のテイストを感じさせる何かが含まれていて、それがすごく小粋なんですね。手持ちの他の金木犀に練り香水と混ぜたら、すごく不思議な香りになりました。

練り香水はブレンドして楽しむことができるので、一つの練り香水を愛でるのもいいですが、他の香水もぜひブレンドして遊んでみるのもオススメします。

香彩堂さんの練り香水は少し硬めで、削って使うような感じです。しかし手に取ると温度ですぐに溶けるので、垂れてしまわない内にサッと塗りましょう。

また、真夏に常温で置いておくと溶けちゃったりしますので、日陰か冷蔵庫で溶けないように工夫が必要です。

ちなみにこの「果実」は今は絶版になってしまったので、リニューアルしたバージョンを以下のリンクに掲載しますので興味のある方は是非手にとってみてくださいね。

まとめ

最近長文記事が多かったので、コンパクトにまとめてみましたが如何だったでしょうか。
こってり系の記事もいいですが、読者が求めているものはコンパクトで内容が深い記事だとは分かっているんですが、つい記事が冗長になってしまいます…

ブログも「さりげなく」がポイントですね。

ということで最後に紹介するのは、上記のブランド紹介で掲載した2番目の「香彩堂」さんの練り香水シリーズを私はやっぱり推しちゃいます。

そのシリーズの中でも「果実」の香りはとても豊かな香りで、1個千円くらいするのですが、10個くらい一気に貯め買いしていました。香彩堂さんの香りは和の香りが多い中、この香りは異彩を放っていました。今はリニューアルし、花・果実の香りとして10種類のバリエーションで展開しています。

良かったらあなただけの香りを買ってみてくださいね。
素敵な練り香水生活を応援しています!

京都香彩堂の果実の香り

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有邊冬萠|Tomo Aribe広告映像デザイナー・ディレクター
広告デザイン歴25年、映像制作歴20年のガジェット好きのトランスジェンダーです。 2021年2月よりガジェットレビューブログ「ガジェットマニアZ」を運営開始。広告クリエイター目線で選ぶデザイン性・機能性に優れたガジェット情報を発信しています。また、Amebaチョイスの公認専門家としても活動中。スマートタグの記事はこちら。

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