製品提供:SOUNDPEATS
みなさん音楽楽しんでいますか?
私は外に出る時は相方さんといつも一緒なのですが、お互いの会話を楽しみたく、イヤホンやヘッドホンはつけない派でしたが、それでも音楽を楽しみたいなぁと思っていました。
外音取り込みのイヤホンなんかだったら会話できるかな?と思っていましたが思ったのと違う、ともしそうなったらと考えたら手が出せず。…まさか開放型ヘッドホンを持ち出す訳にもいかないですしね。そう言えばイヤカフ型のイヤホンもあったなと思い出し…
そんな中、SOUND0EATSさんからアクションがあり、イヤカフ型の完全ワイヤレスイヤホンを試してみませんか?との事。願ってもない機会だったので二つ返事でOKしました。という訳で、忌憚ないレビューを心掛けて試してみたいと思います。
今回レビューするのは「SOUNDPEATS CC イヤーカフ イヤホン」です。
おさらい:イヤーカフ型イヤホンとは?
過去にもイヤーカフ イヤホンの記事にも書いた通りですが、オープンイヤー型のイヤホンの一種で、イヤーカフの名前の通り耳に挟んで装着するイヤホンです。その特徴は、スピーカーを外耳から離して音楽を聴くことが出来るということ。これにより外音を遮断することなく安全に外の音を聞きながら、音楽を楽しむ事ができます。
ANC(アンチノイズキャンセリング)とは真逆のアプローチです。
まさに私の理想としていたイヤホンなんですね。これで相方さんと会話しながら音楽が聴けるのでしょうか。
<過去に書いたイヤカフイヤホンのプレスリリースの記事>
SOUND0EATS CCイヤーカフ イヤホンの特徴
1. 高音質を実現する12mmデュアルマグネットドライバー
CCイヤーカフは、12mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載しており、同価格帯の他社製品と比較しても、低音の迫力や音場の広がりに優れています。特に、ながら聴きでも音質に妥協したくないユーザーに適しています。
2. 快適な装着感と優れたフィット性
ニッケルチタン製の形状記憶合金ワイヤーと70%液体シリコンのカバーにより、耳への圧迫感が少なく、長時間の使用でも快適です。また、メガネやマスクとの干渉も少なく、日常使いに適しています。
3. 左右の区別が不要なデザイン
イヤホン本体に左右の区別がなく、充電ケースに収納するだけで自動的に左右チャンネルが切り替わります。これにより、左右のイヤホンがどっちだっけ?と意識することがなく、ケースに充電することが可能です。
4. 専用アプリ「PeatsAudio」によるカスタマイズ
専用アプリを使用することで、イコライザー設定やタッチ操作のカスタマイズが可能です。これにより、ユーザーの好みに合わせた音質調整や操作性の向上が図れます。
アプリの設定で「ダイナミックEQ」がありますが、これはかなり優秀なモードでオススメです。
5. 急速充電対応
イヤホンをケースに入れ充電すると、急速充電でわずか10分で約2時間の可動が可能です。
【補足】
• イヤホン本体のフル充電には約32分かかります。
• 充電ケース自体の充電には約106分かかります。
SOUND0EATS CCイヤーカフ イヤホンの第一印象

ケースはサラリとした手触りで見た目も清潔感があり、とても好印象です。シンプルにイヤホンがデザインされており、そこに特色の模様がプリントされており、取っておきたくなるデザインです。余計な宣伝文句は一切書かれておらず、ブランドの意識の高さが伺えます。

中身を取り出してみました。
不思議なケースです。真珠のような鈍い輝きに包まれています。そして手に取ってみると石鹸のようにヌルヌルします。しかしてを滑らせて落とす…なんて事は無いのでご安心を。感想としてはとても女性らしくデザインされており、それが触感にも現れています。女性向けかなと思いつつも、きれいめ系男子にも使ってほしい…そんな感じです。
実際は有機的でヌメッとした真珠感なのですが、写真だと上手く写せません。

カパッと気持ちの良い反発でフタを開けるとケースと同じく真珠のようなテクスチャに包まれた、有機的な形をしたイヤホンが現れます。

手に取ってみるとやっぱりヌルヌルしている。この持ち心地は癖になりそうでとても気持ちがいいです。見た目の質感もクリスタルのような高級感があり、ガジェットとしての所有欲を満たしてくれます。形もシンプルで美しく、とてもデザインがオシャレなイヤホンです。

ケースの裏面にUSB-Cの充電端子があります。非常に分かりやすいですね。

付属品は小冊子とUSBのみのシンプルさ。うっとしい広告冊子や謎の部品などはありません。
装着感は空気のように軽い。耳が痛くならない素晴らしさ

私はイヤホンは苦手分野がハッキリしており、カナル型イヤホンが苦手です。何故かと言うと私の耳の形に合うカナル型イヤホンで出会ったことがなく、外耳に入らずにポロリと落ちるんですね。そんな経験が多々あるため、イヤーカフ型も上手く着けられないんじゃないかという不安がどこかにありました。(ついでに言えば耳掛けフック式も苦手です)
そんな私は今までイヤホンと言えばインナーイヤー型一択でした。
しかし…このイヤホンはあっけなく簡単に着けられました。
イヤーカフの名前の通り耳の軟骨に挟み込むように使うのですが、慣れると片手でサクッと簡単に着けれます。普通のインナーイヤー型のイヤホンを着けるのとあまり作業感のストレスは変わりません。
最初の頃は耳の穴に入れねば!とグイグイ押し込んでいましたが、実際は耳に挟み込みそのまま外耳の入口にちょこんと自然に任せて乗せる感じで調度良いです。これで充分音が聴けます。インナーイヤー型以外で初めてまともにイヤホンが着けられました。感動です。
ただし挟み込む力がソフトなので激しいスポーツには合わないと思います。普段のおでかけや通勤・通学ならずれる事もなく問題ないです。
私は普段メガネを着けていますが、干渉することなく装着できるので不快感はありません。
また、私はイヤホンを長時間着けると耳が痛くなる人なんですが、このイヤカフ型のイヤホンは何時間着けても痛くなりませんでした。
ずっと着けてても存在を忘れるほどの空気のようなつけ心地でこれは革命だなと。
イヤホンで耳が痛くなる人には超おすすめです。
肝心の音質は、今までの常識を覆すレベルの高い高音質

最初片耳だけ音が出ず、ありゃー初期不良かなぁと焦ったのですが、ケースに入れ直して再度ペアリングしたらちゃんと両耳聴けました。
音の第一印象ですが、女性的なオシャレなデザインにも関わらず、音の方はアタックがかなり強めで、低音がものすごくよく出ます。ソリッドな感じでズバーンと波状に広がっていく低音は聴いていて気持ちいいです。この音を初めて聴いた時は驚きました。私の持っている開放型ヘッドホンのAKG K712 Proよりも低音が出ています。この小型のイヤホンのどこからこんな低音が。ボワボワすることなく、しっかりと締め上がっています。
中域もしっかりとした厚みがあり、音圧が塊となって迫ってくる感じで、とてもオープンイヤーで聴いているとは思えません。
その分解像度はややこもり気味に感じます。なんでしょう、少し幕のある感じなんですね。これが抜けの悪さに繋がっています。
あと、音源によっては特定域、特に高音の音がちょっと刺さります。これが原因で長時間聴くのは辛くなる可能性はあります。
音場は水平方向にものすごく広いです。イヤホンでここまで広大な音場を創り出すイヤホンも珍しいのでは無いでしょうか?
まるでダンスホールにいるような音場の広さです。
定位も良好です。ボーカルが近すぎずで分離感もよく、各楽器も調度良い距離感に感じます。音が団子にならない感じです。
正直言ってこの値段でこの構造でこの音質は驚きです。音楽がすごく楽しいです。
はっきり言って並のヘッドホンでは太刀打ちできない音質だと感じました。
また、先の特徴でも書きましたが、オリジナルアプリの「ダイナミックEQ」はとても優秀です。他にもゲームモード、ムービーモードがあり、それぞれを好きに組み合わせて使うことができ、手軽にイコライジングを変えることができます。
この音質がこの値段で買えるのか…非常に高音質です。
対応コーデックに関して
SOUNDPEATS CCイヤーカフ イヤホンはAAC/SBC対応しており、Androidのコーデックであるaptxには対応していません。おそらくですが以下のような理由でAAC/SBCのみに絞っていると考えられます。
- iPhoneユーザー向けに最適化(iOSはAACが主流、aptX非対応)
- 価格を抑えるため(aptXのライセンス料がかかる)
- ながら聴き用途が中心で、音質よりも快適性・安全性重視
CCイヤーカフはaptX非対応ですが、AACに対応しているため、iPhoneユーザーには十分な音質が得られます。
また、Androidも「SBC」や「AAC」で接続可能なので問題ありません。
※多くのAndroid端末(Pixel・Galaxyなど)はAACにも対応しているので、AACで接続されることも多いです。
Androidで更なる高音質・低遅延を重視する方は、aptX対応モデル(例:SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS など)を検討しても良いかもしれません。
バッテリーの持ちはどう?

バッテリーの持ちですが、イヤホン単体で6時間、ケースと併用することで24時間使えます。
イヤホン自体はスリープモードなどは無いので、ケースにしまわない限り電源が切れませんので注意が必要です。
普通の使い方なら、一週間くらいは充電しなくても持つのではないでしょうか。
ちなみにケースにしまう時は銀のポチがついてる側が充電の接点なので、間違えて逆を入れないようにしてくださいね。
音漏れは?外音取り込み具合はどう?

ちなみに、一度音楽を流してしまえば外界の雑音はあまり気になりません。相方さんにチェックしてもらいましたが、そんなに音漏れも酷くないもよう。開放型ヘッドホンであるAKG K712Proの方が全然漏れているそうです。
外音取り込み具合ですが、夕暮れのスーパー(東急ストア)で試してみました。室内の音量から3レベルほど音量を下げると、外音はしっかり聞こえます。相方さんとの会話も7割くらい聞こえると言った感じです。
しかし後方からの声は聞こえづらく、何を言ってるのか上手く聞き取れませんでした。
横並びなら問題ありません。
また、外音が聞こえる分音質も多少犠牲にするようです。具体的には音が外音と混ざって籠って聴こえる感じです。ただしそれで音楽が楽しめないという事は全然なく、中核にちゃんと音の芯があり、楽しい音楽を届けてくれます。
室内なら最高の音質で聴けますし、街中の散歩くらいであれば音質を犠牲にすることはありません。
この音質と外音のバランスを是非皆さんにも味わって頂きたいと思います。
防水性能
防水性能はIPX5仕様で、普段の日常や外出時の雨、ランニングの汗などでは十分な防水性能を持っています。お風呂とかプールとかはやめてくださいね。
基本的な操作方法

イヤホンの側面にあるタッチセンサーを使用して、以下の操作が可能です:
- 音量調整(1回タップ):
- 左:音量ダウン
- 右:音量アップ
- 再生・一時停止(2回タップ):
- 左右どちらでも操作可能
- 曲送り・曲戻し(長押し 1.5秒):右:次の曲・左:前の曲
- 通話操作:着信応答・通話終了(2回タップ):左右どちらでも操作可能
- 着信拒否(長押し 1.5秒):左右どちらでも操作可能
- モード切替(左側のみ 3回タップ)
「ゲームモード」→「ムービーモード」→「ノーマルモード」の順に切り替わります - 音声アシスタント起動(右側のみ 3回タップ):
例:iPhoneの場合はSiriが起動します
専用アプリ「PeatsAudio」でEQを楽しもう!

このイヤホンは正式名称を「PearlClip Pro」と言います。専用のアプリ「PeatsAudio」を使うことで様々な設定が可能です。「タッチコントロールを無効にする」を選ぶと、イヤホン本体のタッチ操作を無効にでき、誤動作を防ぎます。また、「コントロールをカスタムする」では、タッチコントールの内容を変える事ができ、自分だけの割り当てが可能です。
他にもイヤホンとケースのバッテリー残量が確認出来るのもいいですね。
そして目玉はEQを切り替える事ができる機能です。
私のおすすめは「ダイナミックEQ」です。このモードをオンにすると音の厚みが一気に増し、ダイナミックなサウンドになります。他にもムービーモード、ゲームモードで音質がガラッと変わるので是非ためしてみてくださいね。
専用アプリダウンロード
まとめ:コスパ最強の高音質イヤホンでした。

これはもう文句なしで100点満点です。コスパ最強ランクだと私は思います。
女性的な美しいデザインに真珠のような透明感、スベスベした化粧品のような触り心地、そして慣れると簡単な装着方法、外音の聞こえ具合、音質、全てが高い次元で完成されています。
最初イヤーカフ型と聞いて、外音の聞こえやすさを犠牲にしてもっと音が遠くてボヤけた音なんだろうなと思っていたのですが…これは没頭できる音です。装着のしやすさも最初はとまどいますが、慣れると非常に簡単で片手でスッと装着できます。
なによりつけ心地がまるで空気のようで装着感を忘れ、長時間着けても痛みがありません。
普段、ハイスペックのヘッドホンで音楽を聴いている私としては、正直この手のイヤホンの性能にあまり期待はしていませんでしたが、その予想を軽く振り切って感動を与えてくれました。

実際、VGP 2025で金賞およびコスパ大賞を受賞しており、価格帯に対して高い品質と性能を提供しています。これは、同価格帯の他社製品と比較しても優れた評価を受けています。低価格で外音取り込み、そして高音質なイヤホンをお探しのユーザーには是非一度聴いていただきたいです。驚くこと間違いなしです。
★5%OFF★クーポンコード
SPCCP04PR01
対象商品: SOUNDPEATS CCイヤーカフ
利用期間: 2025年5月31日(土)23時59分まで
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評価・価格
総合評価:★4つ
価格:7,280円