皆さんこんにちわ。編集部のNです。
ところで皆さん、学校の視聴覚室って覚えてますか?
視聴覚室とは学校に設けられる映像等の上映に適した設備のある部屋部屋のことを言います。
視聴覚室にはプロジェクターやAV機器などが設置されていることが多く、また防音構造に事が普通です。
またヘッドホンなどもちゃんと音響が正しく聴き取れるように「モニターヘッドホン」という音の性格に癖がなく、音楽ソースの再現性を求めたヘッドホンが使用される事が多いのです。
今回レビューするのはそんな視聴覚室で見かけた懐かしいデザインのヘッドホン。
独特のシンプルなデザインが素敵ですね!
音響のプロと新しいプロダクトを生み続ける両社のコラボレーションのヘッドホン「TAKUMI」をレビューしてみたいと思います!
音響のプロ・アシダ音響とTAKUMIが手を組んだヘッドホン!
まずはこのヘッドホンの背景を紹介しましょう。
このヘッドホンは約60年間もの間、ミュージシャンやエンジニアのために最高級ヘッドホンを手掛けてきた「アシダ音響」と様々なアイデアの元にユーザー目線のプロダクトを提案し続けた「TAKUMI」とのコラボの実現によりこのヘッドフォンが誕生しました。
ベースとなるヘッドホンは「st-90-05」。
コンセプトは1970年代から一切変更がないというヴィンテージ感の高いデザイン。
洗練されたシンプルデザインが、現代にはない良き時代の雰囲気を感じさせます。
約60年もの間、ミュージシャンや音楽エンジニアの高いベネフィットに応える最高級ヘッドホンを手掛けてきました。質実剛健な物と音作りは国内外のプロフェッショナルの現場で高い信頼性と評価を得ている日本国内のメーカーです。
公式HP:https://www.ashida.co.jp/jp/index.html
ユーザーズファーストで且つ、あらゆるクリエーターの立場から「こんなものがあったらいいな」と思うものを創造し、斬新且つどこかホッとするプロダクトを発信するクリエイター集団のTAKUMI。「世界に向けたプロダクト」をコンセプトに、「新しい発想」と「新しい感覚」を常に発信し続けるブランド。
↑こちらが「TAKUMI」の元となるオリジナルのヘッドホン「st-90-05」です。
TAKUMIヘッドホンのスペック
次に基本的なスペックを掲載します。
・コード長:約1.5m
https://stylestore.jp/item/KA091-00-0000-0035/
・重量:約153g
・型式:密閉ダイナミック型
・ドライバーユニット:40mmダイナミック
・感度:105dB/mW
・再生周波数帯域:10~25,000Hz
・インピーダンス:40Ω
・最大入力:1000mW
・入力プラグ:L型ステレオミニプラグ
コードの長さが約1.5メートルとかなり長いですが、コードに特別なゴム加工が施されているため、コードが絡まる心配は全くありません。
重量も153gと軽量で長く耳にかけてても負担の少ない重量に仕上がっています。
□原音のサウンドを忠実に再現する直径40mmドライバーユニット
□中低音と高音のバランスがよく長時間使用しても疲れない音質
□個人個人の耳へ形に合わせられるスライダーアジャスト構造
□利便性の高い片出しのコード
このあたりがセールスポイントですね。
【レビュー】ナチュラルな音なのにドンシャリ系もイケる!
では実際に音楽を聴いてみましょう!
使用した音源はクラシック系、ダンスミュージック系、JPOP系の三種です。
★まずはクラシック。
音にこもりもなくクリアな音質です、癖がなく幅広いダイナミックレンジを持っているのでピアノやバイオリンの音が細かく響き、素直に情景が浮かんでくるような音質です。
★次にダンス系
低音部分はまずまず。電子音の音源がキラキラを綺羅びやかに聴こえます。
無理にドンシャリに振り切らず、疲れないバランスの音の仕上がりになっています。
割と得意分野なのかも知れません。
★最後にJPOP
これは最適解な印象を受けました。
音が非常にリズミカルにポンポン跳ねる印象で音場が広いです。ボーカルの声もくぐもる事もなく綺麗に表現してくれます。
見た目は華奢なのに、音に関しては幅広いダイナミックレンジを持っており、多彩な音源にマルチに対応してくれます。
そして最大の印象は「音が優しい」です。
ピーキーな印象は無く、スムージーな聴こえは長時間聴いても耳が疲れません。
見た目とは裏腹に高級密閉型のヘッドホンと比べても遜色のない品質です。
何よりも装着感が心地よい、そして取り回しがGood!
耳あて部分は低反発ウレタンを使用しえいるため、非常につけ心地が良いです。
しっとり耳に吸い付くような装着感で長時間付けていても耳の負担がありません。
普通のヘッドホンですと一時間も着けていると耳に負担がかかるのですがそういった事は皆無です。
また見た目もシンプルながらもどこかプロっぽくていいですね。
ヘッドホンて首にかけた時に窮屈になりがちなんですが、このヘッドホンは首かけても変形しないため、首が窮屈に鳴るということもありません。
プラグ端子は「I型」ではなく「L」型を採用しており、ケーブルの負荷分散に配慮。
また、ケーブルは長さがあるものの特殊加工により絡まることなく取り回しがとても楽です。
また、片出しのコードなのでもGood!両出しのコードに比べて断然装着や取り外しに苦労することなく取り回せます!
細かいところにまで気配りがしてあり、本当に素敵な商品だなと思いました。
まとめ
昭和の時代を知っている世代には、郷愁を思わせるノスタルジックなデザイン。
昭和を知らない世代には、逆にシンプル・イズ・ベストを感じさせるザイン。
快適な装着感&ダイナミックな音が楽しめるアシダ音響とTAKUMIのこだわりのコラボレーションヘッドホン。クセがなく幅広いレンジを持つので、どんな音楽ソースにもおすすめです!
デザイン、音質ともに音楽マニア&オシャレさんに訴求力の高い逸品です。
追記:10年の時を経て進化した「ST-90-05」のレビュー記事も良かったらお読みください!↓
今日は古き良きデザインを踏襲しながらも音質にて定評のある「TAKUMI」ヘッドホンを紹介するよ!