こんにちは、文房具好きの皆さん。何気なく手に取るペンやノートが、私たちの暮らしをどう変えてきたかを考えたことはありますか?文房具は単なる道具である以上に、私たちの歴史や文化、そして日々のアイデアを支えてくれる相棒です。
若い頃からステーショナリー(文房具)の魅力に取り憑かれ、ちょくちょくと文房具を見続けてきました。文房具は消耗品です。でも大切に扱えば10年、20年と味わいを出しながら育てていくことも可能です。
今回は、そんな「ちょっといい日常」を彩る文房具たち、筆者の愛用の文房具を紹介しますので、楽しんで読んで頂けたらと思います。もしかしたらクリスマスプレゼント選びにも役立つかも?そうなって頂けたら何よりです。
ステーショナリーの歴史:なぜ文房具はこんなにも愛されるのか?
文房具の歴史を辿ると、それは人類の「記録する」という行為とともに歩んできました。古代エジプトのパピルスと葦ペン、中世ヨーロッパの羽ペン、そして産業革命期の鉛筆や万年筆。文房具はその時代ごとの「必要」に応じて生まれ変わり、進化を続けてきました。
なぜ、これほどまでに愛されているのか。それは、文房具が私たちの創造力や表現欲求を直接支える存在だからだと筆者は思います。
例えば、FABER-CASTELLの鉛筆一本から始まるスケッチには、何千もの物語が潜んでいます。ここで問いたいのは「文房具を使うことで、何が作り出せるのか?」ということ。答えは無限に広がっています。
…という前置きはここまでにして。
筆者愛用のステーショナリー(文房具)を15選紹介しますね。
こだわりのステーショナリー(文房具)の紹介
ここでは筆者が普段使っているこだわりの文房具を紹介したいと思います。
一つ一つはそんな値段は高くないので、この時期クリスマスプレゼントにもおすすめなガジェットばかりです。
OHTO 水性ボールペン 中細
歴史と背景
OHTOは1949年に設立された日本の文房具メーカーで、水性ボールペンの先駆者的存在です。初の水性ボールペンを発売したことで業界に衝撃を与えました。
製品の特徴
滑らかな筆記感と精密なインクフローを提供。中細ペン先が、手帳やノートに最適で、幅広い層に支持されています。
人気の理由
日本品質の信頼感と、手頃な価格ながらプロフェッショナルな仕上がりが魅力。ビジネスシーンにもピッタリです。また、水性インクのサラサラした書き心地は一度虜になったら抜け出せない魅力があります。サラサラ〜となぞるような書き味を是非味わってほしいです。
KOH-I-NOOR シャープナー
歴史と背景
チェコの名門ブランドKOH-I-NOORは1790年創業。鉛筆やシャープナーで知られる老舗です。
製品の特徴
高品質の金属製シャープナーで、鉛筆芯を滑らかに削る精度が秀逸。デザインもクラシックで魅力的。確か四色展開ですが全て欲しくなります。
人気の理由
長寿命と精密さ。デザイン好きや文房具愛好家に根強い人気があります。ミニマムな魅力に惹かれる人は多いと思います。こういうちっちゃなガジェットにときめく人に向けた多色展開の可愛いアイテムです。ネットでは販売してないようです。(似たような商品はありますが。)残念。
MILAN 消しゴム オーバル
歴史と背景
スペインの老舗文房具ブランドMILANは、消しゴム製造のパイオニア。70年以上の歴史を持つ信頼のブランド。
製品の特徴
ソフトな素材で紙を傷めず、使い心地抜群。オーバル型の持ちやすさがポイント。
人気の理由
実用性とデザイン性を兼ね備えたプロダクトで、学生からプロまで支持されています。デザイナーなら一度は買ったことがあるんじゃないかという程にMILANの消しゴムは人気です。私も若い頃から愛用しています。
shesay デスクトップホウキ
歴史と背景
日本発のshesayは、生活雑貨を手掛けるブランドで、シンプルで機能的なデザインが特徴。
製品の特徴
天然素材を使用した小型ホウキで、デスク周りの掃除に最適。優れた耐久性と美しい仕上げが魅力。筆者にとってはこれがないとガジェット撮影ができない!というほど重宝しています。※それでもゴミは映りますが…(泣)
人気の理由
エコでミニマルなデザインが、北欧風インテリアにもマッチし、多くの人に支持されています。
FABER-CASTELL ペンシルHB
歴史と背景
1761年創業のドイツの老舗メーカーで、鉛筆製造の草分け的存在。
製品の特徴
高品質のグラファイト芯を使用し、滑らかで均一な筆跡を実現。HBは万能の硬さで幅広い用途に対応。
人気の理由
伝統と品質の象徴。プロアーティストから学生まで幅広く愛用されています。これもイラストレーターさんにすごく人気があり、文具を全てファーバーカステルで揃えている人もいる程の信頼性を得ています。お値段も安いですし、揃えやすいですね。私もファーバーカステル愛用者です。
AP10 ミニスケッチブック ブルー
歴史と背景
日本のスケッチブック専門ブランドで、クリエイターのニーズを意識した製品が多い。
製品の特徴
ポケットサイズで携帯性に優れ、しっかりとした厚みの紙が特徴。カジュアルなデザインも魅力。
人気の理由
アウトドアや旅行中のスケッチに最適。手軽さが若い世代に人気。私はショルダーバッグにこれをいつも忍ばせています。カフェなどで暇を潰すためにこのコを使うのですが、紙質がしっかりしているので、万年筆で書いても裏滲みしないのがお気に入りです。あなたも落書き様にお一ついかが?
フィッシャー・スペースペン
歴史と背景
アメリカ発のフィッシャーは、宇宙でも使えるペンを開発。NASA公式採用。
製品の特徴
加圧式カートリッジで、逆さでも、水中でも、宇宙でも筆記可能。
人気の理由
テクノロジーと信頼性の象徴。ギフトとしても高評価です。このペンは見た目と裏腹にやや持ちづらいです笑
でもこのデザインセンスには敵いません。キャップを閉めればすごく小さくなるので、胸ポケットにポイと入れる事ができます。私のお気に入りのペンです。
LAMY 万年筆 Fサイズ
歴史と背景
ドイツのLAMYは、1966年の「LAMY 2000」でデザインアイコンに。洗練された機能美を追求。
製品の特徴
スムーズなインクフローとモダンなデザイン。Fサイズは細かい文字を書くのに最適。
人気の理由
初心者にも使いやすく、コストパフォーマンスが高い点が支持されています。このブランドを代表するボールペン「LAMY2000」も持っていたのですが、無くしてしまいました。その後何度も買い直しましたが、無くすの繰り返しで、LAMY2000とは縁がないんだなと。
そんな中買ってみたLAMYの万年筆がとても海心地がいい!そんな訳でLAMYはこの一本です。
PS/LAMYの日本のオンラインショップが閉鎖するそうです。今まで夢をありがとう。
T-Note(ツバメノート)
歴史と背景
日本のノートブランド。シンプルかつ機能的なデザインを追求。
製品の特徴
豊富なサイズと耐久性のある紙質。書き心地も抜群。
人気の理由
ミニマルデザインがトレンドと合致し、仕事にもプライベートにも適しています。ツバメノートは私がデザイナーになってずっと長いこと使ってました。とにかくサイズ展開が豊かで、紙質も他の続いを許さない。そんな日本を代表すメモ帳という触れ込みにずっと虜になってました。
RHODIA(ロディア)
歴史と背景
フランスの老舗ノートブランドで、1934年創業。プロフェッショナル向けの製品で有名。
製品の特徴
滑らかな紙質とオレンジのカバーが特徴。万年筆やジェルペンとの相性抜群。
人気の理由
デザイン性と機能性の両立。世界中のクリエイターに愛されています。私が一番よく使っているメモ帳です。このメモ帳の特徴は、紙の切り離しが簡単だと言うこと。他社から販売されているロディア専用のカバーケース(ポケット付き)を使うとその真価を発揮します。紙質も裏写りが無くて、万年筆は水性インクペンでも怖くない。これからも大事な相棒です。サイズ展開が多彩です。
Rollbahn(ロルバーン)
歴史と背景
ドイツのスタイルを取り入れた日本発のデルフォニックスが展開するブランド。デザイン性と機能性が高く評価。
製品の特徴
ゴムバンド付きで持ち運びしやすい。紙質も上質で書き味が滑らか。
人気の理由
シンプルでおしゃれなデザインが、特に女性に人気。ロルバーンの魅力はですね、デザイナーのセンスをくすぐるカッコいい多色展開と、使えば使うほどカバーに傷がついて味が出てくるんですよね。これがとにかくカッコいい。このために全色揃えてエイジングさせ、ディスプレイさせたくなるとかそんな夢を見ちゃうんですよね。
LEXON レクソン SINUS TAPE DISPENSER LD38-SY テープカッター
歴史と背景
フランスのデザインブランドLEXONは、日常品をアートのように仕上げることで知られる。
製品の特徴
モダンなフォルムと実用性を兼ね備えたテープカッター。軽量で耐久性も抜群。
人気の理由
美しいデザインと実用性の融合がオフィスや家庭で高い支持を得ています。とにかく重たいです。余裕で文鎮になるほどの重さたです。そして…有無を言わせないカッコよさ!私はこの子に出会って20年になりますが、未だにこのテープディスペンサーを超える物は見つかっていません。オークションやフリマで見かけたら速攻買いましょう。
土屋鞄 ロールペンケース
歴史と背景
土屋鞄製造所は、1965年に日本で創業された老舗の革製品ブランドです。もともとはランドセルの製造からスタートした同社は、熟練した職人技術と厳選された素材を武器に、高品質な革製品を作り続けています。
製品の特徴
土屋鞄のロールペンケースは、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。特に革にこだわりが強く、長年使うことで美しいエイジングに成長します。
人気の理由
シンプルながら上質感が漂うデザインは、持つ人の品格を引き立てます。特に、こだわりのある文房具ユーザーにとって、土屋鞄のロールペンケースは「本物の道具」として愛されています。これももう長いこと使っていますが、革の質がすごく良くて、ブラッシングすると綺麗に輝くんですよね。そしてこの機能性。文具好きにはたまらないペンケースです。
ウォールナットのペン置き
若い頃に購入し、すでに20年以上使っているペン置きです。
名称・ブランド共に不明ですが、非常にしっかりしており、乾燥する時期においてもソリや日々割れなどもなく、とても寿命が長い自然系ガジェットです。
私の文房具お気に入りのベスト3に入る逸品なので紹介させていただきました。
ハート型の文鎮
これももう長いこと使っているガジェットで、名称・ブランド共に不明です。
私はよく物を無くすのですが、この子は何故か何度かの引っ越しを終えてもなくならず、ずっと私の前に佇んでいるので、きっとご利益がああるんだなと信じています。ちなみに鈴が入っていますので、チリンときれいな音を出してくれます。
これもかなりの年季がはいっているカッターナイフです。
ボディはウォールナットを使っていて、とても高級感あふれる逸品です。エンドキャップがなくなってますが、普通に使えます。この子も今後死ぬまで活躍してくれると思います。私が目移りしない限り笑
まとめ:多彩なステーショナリー(文房具)が私を豊かにする
ステーショナリー(文房具)の世界ってとても広くて、お気に入りを一つ見つけると、それに付随する色々な文具が欲しくなるんじゃないかと思います。
しかも割とお金を掛けずに始められる趣味なので、誰にでもおすすめできます。
素晴らしい書斎空間に素敵なデスク、そして整然と並べられたステーショナリー(文房具)たち。でもどこから手をつけたら良いか分かりませんよね。
はじめはお気に入りのボールペンを一本探すところから始めてもいいんじゃないかと思います。
以下に文房具の聖地とも言うべきショップをリストアップしましたので、実際に足を運んでみるなり、オンラインショップで商品を眺めてみるなりしてみては如何でしょうか?
クリスマスプレゼントでも良いアイテムが見つかるかもですよ♫
ではまた。
assistON
元々原宿に実店舗があり、(15年以上前の話なので今もあるか分かりません)お世辞にも広くない店内に所狭しとステーショナリー(文房具)が並んでいて、普通の文具屋さんには置いてないガジェット的な文具を置いているのが特徴でした。安くて魅力的な製品が沢山です!
銀座 伊東屋
ステーショナリー(文房具)と言えばここ!と言うほど業界内では知名度が高いお店です。銀座の店舗は確か5〜6階くらいあり、元々レイアウトは完璧でしたが、数年前にリニューアルし、厳選した文具のみを取り扱うようになりました。
デルフォニックス/スミス
ロルバーンのノートで知られるデルフォニックスは、丸の内ビルに実店舗がありましたが、あえなく閉店。今では「スミス」というステーショナリー(文房具)と雑貨を取り扱う店舗を軸として展開しています。ここの文具も魅力的なラインナップが揃い、私のオフィスの近くには恵比寿店があるため、結構な頻度で通っています。